エキスパンダーその1
背中の筋肉と脂肪の移植ができない。
そう、わかった時。 先生が「エキスパンダー術」とやらを すすめてくれた。 エキスパンダーとはなんぞや?と思いつつ 私はすぐに「お願いします」と返答した。 これに関しては、以前綴ったけど。 とにかく、すぐに手術内容が変更となった。 点滴袋のようなものを 足の筋肉と皮膚の間に挿入する。 そして、そこに水を注入してゆく。 袋が日に日に大きくなる。 皮膚ものびる。 そして、のびたこの皮膚を 以前植皮した箇所にかぶせる。 つまり。 私の足の半分は、筋肉も脂肪もなく 神経がむきだしのまま。 そこに、太腿からはいだペラペラの皮膚で 覆っているだけ。 神経過敏なんてものじゃない。 ほんの少し何かが触れただけで 信じられないくらいの感覚に陥る。 また、ちょっと。 ほんの軽くぶつけただけで 皮膚がめくれてしまう。 非常に、危険なのだ。 しかも。 足の形もえぐれてる。 明らかに、右とは違う形。 なので。 のばした皮膚で、そこを覆ってしまえば 治るわけじゃないけど。 全く右と同じになるわけじゃないけど。 でも、神経過敏な部分が 大きく減るのだ。 クッションができる。 ただ。 元の皮膚が残っている箇所が あまりに少なく。 なので、皮膚をのばす範囲にも限界がある。 右足に入れることもできない。 ひっぱって、そのまま覆う術だからだ。 皮膚を、切り離すことはできないのだ。 とにかく。 どの袋のサイズを入れたらよいか。 丸、楕円、四角、三角、長方形。 色々な型や大きさがあった。 ギリギリまで入るサイズを探した。 それが、長方形に近い500mlと 楕円の300ml。 長方形サイズは、ふくらはぎの外側に。 楕円サイズは、外側くるぶしの上に。 そう決まった。 しかし、この時。 私は、このエキスパンダーを 少しなめていたようだ。 この後の数ヶ月。 とんでもない痛みとしんどさが待っていた。
by akiaki2u
| 2008-12-19 09:58
| 受傷
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