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バスにひかれた私のBLOG

下半身麻酔

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「キャーーーーーーーーーーーーーー!!」

私より先に、看護士さんの悲鳴。
当の私はとゆうと、何が起こったのかよくわかっておらず。
とはいえ、激痛が走ったことに間違いはない。

あれは、いったい何度目の手術だったのだろう。
入退院を繰り返した約3年半の間に、私は9度の手術を受けた。
2ヶ月弱間に3度の手術をしたこともある。
そんだけ手術を受けると、なんとゆうか、「プロ」になれるものだ。
手術なんぞ、なんとことはない。頑張るのは私ではなく医師。
ま、そうゆう言葉も、私が内科的な病ではないから出るものなのだが。

とにかく、この激痛は、術前におきた。
私が手術を受けるのは、常に左足。
全身麻酔で手術を受ける場合であっても、まずは下半身麻酔を受ける。
術中に足が動いては大変だからだ。

下半身麻酔は、ご存知のとおりに脊髄に打つ。
何度も何度も場所を確かめた麻酔師が打つ。
普通の注射器や注射針とは違い、大きく太いもので、だ。
この位置が少しでもずれたら大変な結果になるとゆうのは、
殆どの方が理解できることだろう。

この日も身体を横にむけて幼虫のように丸くなり、背中をつきだした。

「いくよ~」
「は~い.............ウっっっっっ!!!!!!」


ただでさえ痛いこの注射。
が、この時のこの瞬間の痛みは、そんじょそこらの痛みではなかった。
声を「キャー」と発せるる痛みではなく、逆に「ウっ」と殺す痛み。
そして、宙に何かが舞ったのがみえた。それが何なのかはわからなかったけど。

つまり、こうだ。
何度も何度も同じ箇所に注射針を打っていたせいで
太い針でもささっていかないほどに、そこの部分がかなくなってしまっていた。
なので、グっといこうとした瞬間、針も注射器もはねかえしてしまったのだ。

恐ろしい。
実に恐ろしい。
手術よりも、こっちのほーが恐ろしい。ったく。
by akiaki2u | 2007-07-25 18:58 | 手術
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バスにひかれた元バスガイド 復活迄の日々と今を綴ります