バスにひかれた私のBLOG

現実

f0148699_14511864.jpg


今日なのか。それとも明日なのか。

天井をみながら、ベットに埋もれながら。
テレビをみることも、本を読むこともできず。
私は、切断するか否かとゆう現実と闘っていた。

いや、正確には違う。
私ではなく、私の足が必死になっていたのだ。

いくら切断を回避したいと願っていても
私の意志が通る問題なんかじゃない。
全ては、この足と、先生の判断に委ねられていた。

思いっきり泣けばすっきりするのだろうか。
けれど、あの時の私は、泣くことすら出来ないでいた。
また、そんな落ちている自分をながめている
違う私の存在が、どこかにあったのも事実なのだ。

悲しい。せつない。辛い。
へびの生殺しのような日々の中で、とてつもなくしんどかった。
けれど、私が落ち込んでも結果は変わらない。
そう思う私もいたのだ。

毎日泣き暮らし、嘆き悲しむ。
そうすることが、果たして私にとって最も楽な毎日なのだろうか。
私が泣いても、足がよくなるわけではない。
私が悲しんでも、足に変化はおきないだろう。
私が落ちこんで、足は劇的に快方するのだろうか。
答えはNOだ。

逃げてはいけない。そう思った。
これはまぎれもなく、私の現実なのだ。
私に与えられているリアルなのだ。
私が逃げることではないのだ。そう思った。
逃げられるものなら逃げたい、そう思う私もいたけれど
逃げることなんかできやしない。逃げる場所なんかないのだ。

先のことを考えるのはよそう。
朝に検診を受けて、夕方までに呼び出しがなければ
その日の私の足は、翌日を迎えることができる。
1日1日。その日1日。
「今日も逃げないで過ごそう」。
そう思うことにした。

そして1ヶ月後。
私の足は、奇跡的に命をつないだ。
[PR]
by akiaki2u | 2007-07-03 15:11 | 入院生活
<< 時間 診断書 >>



バスにひかれた元バスガイド 復活迄の日々と今を綴ります