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バスにひかれた私のBLOG

診断書

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「スネが折れていたら、すぐに切断だったでしょうね」
そう言われた。
「10日以内に、足首から下は確実に壊疽すると思っていました」
そうとも言われた。
「切断は免れたとしても、自分の力で歩くことは無理かと思います」
すぐに行われた緊急手術中、親はそう説明を受けていたらしい。

そんな私の足が、今こうやってなんとか頑張って働いてくれていること。
それは、果てしなく奇跡に近いことなのだと思う。
先生や看護士さん達は、間違いなく奇跡だと言っていた。

左下肢デグロビング損傷。
左膝伸筋支帯損傷。
左下肢前区画筋群損傷。
左○骨陥凹骨折。
左足関節両果骨折。
左第一○末節骨々折。
左第五中足骨開放骨折。
左○骨神経損傷。
左リスフラン関節脱臼。
左足関節拘縮。

整形外科の診断書には、病名としてこう綴られている。
わかっているようで、何がなんだか正直よくわからないのだが(笑)、
要は、スネ以外はほぼ全ていってしまってたってことだ。
そして。

左下肢剥脱創。

形成外科の診断書には、病名としてはこれひとつだけ。
整形で記載された「デグロビング」とは、このことだ。

こんだけ骨折していると、自分でも「あっぱれ」と思うけれど
でも、このデグロビングが最もキモだったのだ。
私の持つ身体障害者手帳にも、「左下肢デグロビング損傷」と
これだけが記載されている。
恐るべし、剥脱創。

ところで。どうして、お医者さんつーのは
みんな読みにくい字を書かれるのでしょうか。
病名の「○」は、どうやっても解読できない字でした。
毎度毎度色々書きすぎて、もう嫌になってんのかな(笑)。
by akiaki2u | 2007-07-02 20:25 | 受傷
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