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バスにひかれた私のBLOG

動脈

いやー。
ちょー久しぶりです
こっちへ綴るのは。

あまりに久しぶりなもので
過去にどんなことを綴ったのか
もはや、記憶にありません(笑)。

なので
今後綴ってゆく事柄が
過去とおーいにかぶること
あるかもというところだけど。
ま、いっか。
ここは
わたしの中の記録ブログなので。

「動脈がない」。

このことを
今になってからのほーが
より、大きく実感してる。

入院当時も
この動脈が1本ないことにより
なかなか前に進まないことや
方法を変えなくてはいけないこと。
なによりも
大きな移植ができなかったこと。
実に不便なことが
たくさんあったものだ。

けれど、今。
後遺症として
たくさんのものは抱えているけれど
この動脈がないことでの
血流の悪さというのは
時々、耐え難いものがある。

わたしの足は
あっちを立てれば
こっち立たず、という状況で
整形分野と形成分野のバランスが
このうえなく悪い。
機能を重視すると
内部に悪い。

つまり。
血流の悪さからくる冷えをガードするため
ほかほかムートンブーツをはくけれど
そうすると
足首が固定されないために
歩行が非常に困難になる。

冷えをブロックするために
ソックスをはきたいけれど
そうすると足が滑ってしまい
歩行できなくなってしまう。

どこかで無理をしなければいけない。
ちょっと悪循環なのだ。

後遺症の中で
上手に歩けない
走ることができないというのは
もちろん、最大のネック。
けれど
この冷えというのが
実は、最もつらいのだ。

足を温めても
正直、さほど効果はない。
要は、気候なのだ。
特にわたしの足の場合は
湿度に関係が大らしい。

ときおり
足の甲が氷のように冷たくなり
呼吸さえもつらくなる。
足を切り離したくなってしまう。
どんなに温めても
外気がマイナス気温だったりすると
そこには、もう
解決方法はない。
ひたすら、我慢しかない。

けれど。
そこで「痛い痛い」と
寝込んでいても
わたしの場合は
治ってゆくものではない。
闘うしかない。
それしかないのだ。

だから
無視する。
寝込んでいても痛いのならば
寝込んでいる必要はない。
痛いのがまぎれるような
そんな行動をおこすしかない。
外にでる。
ひとに会う。
リハに集中する。
喋る。
唄う。
動く。
そして...

国外逃亡する(笑)。

そう。
寒いところで
しんどい日々を送るなら
暖かいところへ飛んでいけばいい。
お金の問題なんて2の次だ。
使ったぶんだけ
必死に稼げばいいのだ。

血管の意味なんて
考えたこともなかった。
こんなにも大事なものだったのだ。

けれど、思う。
1本なくなってしまったと
後遺症に悩むより。
よくぞ、残ってくれたものだと
あとの2本のことを思う。

そう。
1本はなくなってしまったけれど
あと、2本もあるじゃないか。

ありがたい。
by akiaki2u | 2010-09-11 15:57 | 後遺症
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バスにひかれた元バスガイド 復活迄の日々と今を綴ります