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バスにひかれた私のBLOG

この時期

この時期になると
思い出すことがある。

いや。
いつもいつも思ってるわけじゃないけども
ぼーんやりと。

「決断しなきゃ...」と悩んでいた時のこと。

1年以上、訴訟には時間がかかってた。
毎回毎回、出廷していたけれど
毎回毎回、納得がいかなかった。

弁護士さんは、とてもよく考えてくれた。
それだけが、救いだった。
それだけで、なんとか進めていた気がする。

誰かに相談できることでもなくて。
口にだすと全てが嫌になりそうで。
ごく親しいひとに、経過は伝えていたけれど
私自身がしっかりしなくてはいけないこと。

そして、あの時。
出さなきゃいけない答も、私自身しか決められない。
考えて考えて。
本能や感情で判断できるものではない。
私が納得のいく答を、出さなくてはいけない。

どうしたらいいんだろう...

途方に暮れそうだった。
放置できたらいいのにと思ったりもしたけど
それこそ後悔するのだ。

そして。
訴訟にピリオドをうつことにした。

気づいたんだ。
私の闘っている相手は
会社と運転手だったはずなのに
いつしか、対法律になっていた。
裁判官のゆうことに、反論している自分だった。

法律がなんだ。
そんなもの、関係ない。
納得ゆくまでやってやる。

そうも思った。
だけど、果たしてこのまま訴訟を続け
私が納得のゆく日がくるのだろうか。
納得のゆく答が、いつか出るのだろうか。
もしかしたら、どんどん逆の気ちが
大きくなってゆくんじゃないか。

そう、納得がゆかないことのほうが
どんどん増えてきていたのだ。

心も頭も重い。
この時期、父親も、どんどん状態が悪くなっていた。
毎晩病院で父の介護をしていても
心の隅に、いつも訴訟のことがあった。

だから。
終わりにした。

そもそもの目的は、訴訟をすることだった。
できないと言われ続けた訴訟を
実現させることだった。

目的は達成した。
そう思うことにしたんだ。

今でも。
「訴訟は納得して終われたの?」
と、きかれると、ノーと応えてる。

もしかしたら。
私はあの時、どんな結果が出たとしても
ずーっと納得がいかなかったかもしれないな。
どうかな。
by akiaki2u | 2008-12-16 09:54 | 訴訟
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