緊急手術「どうする~あげたまさんは~」 そんなゆるーい感じでとわれても。 そんなゆるーい問題なのか、これは。 とはいえ、あとから思えば。きっと、私をなごませてくれようと思い、 きっと、あの先生の気遣いから出た発言なのだろう。確認してはいないけど。 あの日救急車で運ばれた私は、もちろん緊急手術を受けた。 処置室にそっこーで運ばれ、私の周りをバタバタとたくさんの人が動き、 時には大勢に囲まれた。けれど、みんなが囲んでいるのは足であり 私は天井をみつめるしかなかった。 さすがに、どのくらい処置の時間があったのかはわからない。 痛み止めやなんやかんやの点滴やらで、はっきりとしていた私の意識は 徐々に薄らいできていたからだ。CTなどで、脳の検査もした。 頭もガッツリ打っていたからね。 肩から下には、相変わらず青いシートがかけられていた。 そのうち、両親が面会にきた。 「大丈夫だよ。足だから」。 母は後日。 「あんなに色白な...いや、青いあんたの顔は初めてみた」と言っていた。 この小麦色な私が青白い。写真に撮っておきたかったわ。 そのうち、「あげたまさん、手術室に行きますよ」。お呼びがかかった。 かつて、手術も入院もしたことのない私が、いっきになんもかんもを飛び越え 予告もなく、長丁場の手術に挑むことになった。 よほど急いでいたのだと思う。下半身麻酔がきくやいなや、 私の意識はまだはっきりしているとゆうのに、ガチャガチャとすぐにオペ。 あれ。 私、まだ全然意識がはっきりしてるんだけど。 もしや、こんな感じで手術するのかな。 ってことは、意外と私って軽症なのか。 そんなことを思っていたら、麻酔科の先生が頭の後ろでこう言った。 「どうする~、あげたまさんは~」 どうするって、いったいどうゆう意味なんだ..............? 「えっ。何が、ですか」 「いや~、眠りたい~?」 「手術の間ってことですか」 「そうそう~」 「いや。あの。なにぶん始めてなものでして。ちなみに、時間はどのくらい...」 「手術時間かい~?う~ん、10時間くらいかな~」 「は、はい?じゅ、じゅ、じゅ、10時間ですか?」 「そうだね~、そのくらいかな~」 「あの。普通、みなさんはどうされるんですかね」 「そりゃ~眠るに決まってるよ~アハハハハ~」 「...................................。あの.........」 寝ます!!すぐに眠らせてください(泣)!! つーか、さっさと眠らせろ、コノヤロー!! でもね。私はおもしろかったですよ、ある意味この会話が。 けれど、どうかな。他のひとには通用するのかな。 先生、ちゃんとひとをみて、こうゆう会話をしてるのかな。 いささか不安だ..............。 とゆうことで、私の長時間の手術はスタートした。
by akiaki2u
| 2007-08-05 12:50
| 手術
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