バスにひかれた私のBLOG

痛みの種類

「ふ」と思う。

変化したなー。

そう、思う。
あることはあるんだけど
過去のものとは違うんだ。
消えたものもあれば
増えたものもある。
あっちのは消えたけど
こっちには増えた。
つくづく
人間の構造っておもしろい。

受傷してから今まで。
「痛みってこんなに種類があるんだ」と
そう、つくづく思うのだ。

事故にあうまで
わたしが感じたことのある痛みは
「いったー」という
瞬間的にがーっとくる痛み。
いわゆる
ドアに指を挟めたとか
ナイフで指で切ってしまったとか
どこかにどこかを強打したとか。
重たいものでも
「歯が痛い」。
「お腹が痛い」。
たまーに
「頭が痛い」。
そんなものしか、感じたこと
なかったんじゃないかと思う。

でも、受傷してみて。
「あれは痛みじゃなかったのな」と
そう実感するのだ。

当然、事故にあった瞬間は
もう、言葉に出来ないほどの
痛みを超越したものだった。
そりゃそーっか。
バスにひきずられて踏まれて
ぐちゃぐちゃになってたんだから。

でも、そこは
あまりの昇天さに
もう、よくわかんないレベルであって。

リアルに思い出されるのは、その後。
救急車で運ばれているあたりからだ。
ちょっとでも車がゆれるだけで
「殺してくれーっ」と思うほど。
いや、実際死んじゃうのは無理だけど
そんくらい。
そう思うくらいに、マジ激痛。

手術前の脊髄への注射も。
寝たきりだった時の身体の痛みも。
動脈の血流の悪さも。
神経むきだしの感覚過敏も。
恐ろしいくらいの鈍痛も。
眠れないくらいの激痛も。
筋肉の硬縮の感覚も。
リハビリでの訓練も。
処置されている間の時間も。
もう、あれもこれも
全てにおいて、痛みが伴った。

つまり
なにをやっていても痛みが付帯してて
あちこちに違う痛みが走る。

声に出したい痛みもあれば
呼吸さえ苦しくなるものもあって
横になっていても消えないものも
黙っていることさえ苦痛なものも。
とにかく
痛みって、無限なのだ。

きりきり。
じくじく。
がんがん。
ぴりぴり。
びりびり。
ちくちく。
ずきずき。
どんどん。

そして

ぎゃー。
ひえー。
くぅー。
きぃー。
ああー。
うおー。
ふぅ。
はあ。

心の叫びでもあり
声に発することもあり。
瞬時にくるものも含めると
もう、とんでもない。
痛みってとんでもなく多種なのだ。

「どう痛いですか」
「どう感じますか」

そう、医師に問われるたびに
どんどん、自分の痛み表現語の
キャパが広がってゆく。
そして、改めて思う。

日本語ってすげえ。

どんだけ表現できるのよって話。
どんだけ伝えられるのよって話。
そんなところで

日本人でよかったかも。

そう、感じたものさ(笑)。
ビバ、ジャパニーズ。
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by akiaki2u | 2010-09-17 10:18 | 受傷
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